悪質な宝石販売業者の手口

買うつもりもなかった高額な宝石を、悪徳業者に引っかかって無理やり買わされたという話はよく聞くものです。
感じがいいなと思って交際した相手が実は悪質な宝石販売業者で、高い宝石を買わされてしまったというケースも見かけられます。
このような手口は「デート商法」、あるいは「恋人商法」とも呼ばれています。

デート商法の大きな特徴は、被害にあった人が「自分は被害者だ」と気づくのにかなりの時間がかかることにあります。
家族や友人に指摘されて、はじめて自分がデート商法の被害にあったと気がつくことが多いのです。
さらに、恋愛感情を利用して物を売りつけるのがデート商法なため、被害者は最初のうち自分が利用されただけであることを認めようとしないのも珍しくありません。
被害にあったと気づいた時には、恋人を装っていた販売員は姿を消してしまっていることも稀ではないのです。

デート商法のケース例

デート商法では、魅力的な美男美女が近づいてくることが多いものです。
被害者に恋愛感情を抱かせるため、魅力を駆使するのがデート商法の手口です。
デート商法で狙われやすいのは、恋愛経験が少ないタイプの人です。
恋愛に夢中になり、正確な判断ができなくなってしまい、高額商品でもためらわずに買ってしまう傾向があるのです。

同窓会などでもデート商法のターゲットになる危険性がありますから、注意しましょう。
サークルやカルチャースクールなどの団体活動の場でも、デート商法に引っかかることがあります。
また、マッチングアプリや出会い系サイトにも悪質な宝石販売者が数多くいますので、十分に気をつけて 利用することをおすすめします。

デート商法では、クレジットカードでも買える数十万円のジュエリーを買わせる手口が一般的です。
例えば、Sさんは20代の男性で、マッチングアプリで知り合った女性と意気投合しSNSでやり取りをするようになります。
好意を持ち会う約束をしたところ、相手の女性がSさんを勤務先の宝石店に連れて行きました。
そこでSさんはアクセサリー購入の勧誘を受け、店員が何人かおり断りにくい雰囲気になったため、仕方なく高価なジュエリーを購入する羽目になってしまったケースなどがあります。

悪質な宝石販売業者に引っかからないようにするには

悪質な墓石販売業者に引っかからないようにするためには、インターネットなどで知り合った異性と気軽に会う約束をしないこと、街頭アンケートは極力無視することなどが大切です。
待ち合わせをする際にも、相手の指定した喫茶店などはできるだけ避けて違う場所を提案してみましょう。
違う場所で嫌がるようであれば、デート商法の確率が高いと思って間違いありません。

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