マイナンバー制導入に伴うマイナンバー詐欺

マイナインバーは重要な個人情報の中の一つです。
そのため、他者には軽率にその内容を伝えてはなりません。
しかし、最近ではマイナンバーを利用した詐欺が増えており、高齢者を中心にその被害が増えています。

どうしても私たちは詐欺に対して対岸の火事に思う傾向があります。
そのために、詐欺の手口を見ていてもどこか他人事で頭に残らないことが多いです。
しかし、詐欺というのは身近でも起こっており、誰がいつ被害にあうかわかりません。
明日は我が身と思ってしっかりと身を守るためにその詐欺手口を覚えて起きましょう。

マイナンバー詐欺はこのような手口で行われる

マイナンバー詐欺の基本として、マイナンバーに記載された情報を求めて行われます。
そのため、メールや電話で聞き出す手口が多いです。
例えば、宝くじに当選したからマイナンバーを教えて欲しい、とか夫の会社の人事担当を装い会社で入力が必要だから教えて欲しいというようなっことを言ってマイナンバーを言わせようとします。

確かに会社では家族全員のマイナンバーの提出が求められるので、このような会社からの電話はありそうに思えます。
しかし個人情報の中でも最重要項目になるようなものを口頭で聞くようなことはありません。
会社への提出は一般的には会社が用意したマイナンバー入力サイトに自分で家族全員分の入力をするのが一般的ですから、電話で聞かれても答えないようにしましょう。

マイナンバー詐欺の方法として、送付の遅れを利用した訪問詐欺が行われています。
これは郵送業務がパンク状態になったために、マイナンバーが発行された時に配送の遅延が出たことを悪用した詐欺です。

公務員を装って、マイナンバーを受け取っているのかということを確認に来たという形で訪問詐欺が行われます。
詐欺の手法として届いた手紙が、本当に自分たちが送ったマイナンバーなのか、万が一勘違いしているといけないのでマイナンバーカードを見せて欲しいといい、出された情報をメモして帰り情報を奪うのです。

他にも、マイナンバーが届いているのかの確認をして、届いたと本人たちが思っているものが違うものであるという言い方をします。
そこで、本物を送るので特別配送料の5千円や1万円を支払うようにと言い、その配送料として得たお金を奪う手口です。
このように情報だけでなく、金銭を奪う詐欺もマイナンバー詐欺には存在しています。

これらの詐欺の特徴として、高齢者が狙われる傾向があります。
そこで、高齢者の一人暮らしや老夫婦での生活処置には注意を訴えることが重要です。
高齢の両親と離れて暮らしている人は、両親が詐欺被害に遭わないようにこまめに声かけをすること、何かおかしな電話があったらすぐに連絡することを徹底するようにしましょう。

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