申し込んでもいない海外宝くじのダイレクトメールが届いたら

詐欺の中には、申し込んでもいない海外宝くじのダイレクトメールが家に届くという事例があります。
このようなダイレクトメールには「あなたには1億円を得る権利があります」「権利を失う前にクレジットカードの番号を記入して返送してください」などと書いてあることが一般的です。
うっかりクレジットカードの番号を書いて返送してしまうと、毎月頼んでもいない宝くじの購入代金としてお金が引き落とされてしまうというケースが何件も報告されています。
このような海外宝くじ詐欺のターゲットとなりやすいのは70代から80代の高齢者ですので、親が高齢で一人暮らしをしているような場合には十分気を付ける必要があるでしょう。

海外宝くじのダイレクトメールが届くのは、主に中国やカナダ、オーストラリアなどといった国からです。
見覚えのないダイレクトメールが届いたら、とりあえず消費者相談窓口などに相談すると良いでしょう。
間違っても、クレジットカードの番号を記入して返送してはいけません。
「宝くじで当選した巨額のお金を受け取るために手数料を払い込まなければならない」というタイプの詐欺もありますが、当然のことながら、決して応じてはいけません。

海外の宝くじを日本国内で購入することはできない

そもそも、海外の宝くじを日本国内で購入することはできません。
万が一海外の宝くじを購入してしまうと、違法行為とみなされることもあり得ますので注意が必要です。
宝くじに限らず、ダイレクトメールが来てクレジットカードの番号を記入して返送するようにという指図はまず無視することが大切です。

また、海外から見覚えのない手紙が届いた場合にも詐欺の可能性が高いと思っていいでしょう。
社会の国際化に伴って、国際的な詐欺事件も増えているからです。
例えば海外の政府や軍の高官、あるいはその親戚だという名乗る人から突然手紙が来て、儲け話を提示してくることがあります。
悪質な詐欺や国際犯罪に巻き込まれてしまう可能性もありますので、消費者センター、または警察などに即座に届け出ることが大切です。

海外からの身に覚えのないダイレクトメールにはどう対応したらいいか

海外から身に覚えのないダイレクトメールが届いても、決して返信をしてはいけません。
ダイレクトメールにメールアドレスが書いてあるからと言って、そこにメールを送ってみるのも厳禁です。
少しでも反応すれば、相手が「これは脈がある」と思ってしつこく食い下がってくる可能性が高いからです。
自分がいつも取引している相手とよく似たメールアドレスから詐欺とおぼしいメールが送られてきた場合、ウイルスを疑ってみる必要もあるでしょう。

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