ギャンブル詐欺の手口について

ギャンブル詐欺は、雑誌やメール、電話、インターネットなどでギャンブルの必勝法や宝くじの当選番号などを教えると言ってお金を巻き上げようとする詐欺です。
馬券購入で配当権が得られるという電話がかかってくることもあります。
実際に埼玉県では、馬券購入に関連したギャンブル詐欺の被害に遭ったトラブルが発生しています。
ある日、情報提供会社社員を名乗る人物から「当社で馬券を買えば配当金が入る」という電話がかかってきました。
3万円を振り込むと最初のころは3万2000円が戻ってきたので信じてしまい、その後も振り込みを42回続け、1,830万円をだまし取られました。

ギャンブルの必勝法を教えるという手口では、料金が月に1万円程度のものもあり、気軽に利用できるようになっています。
儲からなかったら返金するとしていますが、返金されることはありません。

宝くじの当せん番号を教えるという詐欺では、まず宝くじの当選番号を教えるので、本当かどうか明日の新聞を確認してくださいと電話があります。
翌日、新聞を確認すると本当に当選しているので信じてしまいまい連絡をすると、次の○等の当選番号を教えるので、予めその○割を供託金として払ってくださいと言われます。

パチンコの打ち子募集に応募し騙されることもあります。
打ち子は、予めお金を渡されて、代理で一日中パチンコを打ち続ける仕事のことです。
打ち子は雑誌のデータ取りのために働く場合もあれば、パチプログループの打ち子として働くこともあります。
詐欺犯人は、パチンコで勝った分を持ち逃げされるリスクを防ぐという名目で最初に保証金を請求します。
支払った後、詐欺犯人とは連絡が取れなくなります。

騙されないために注意したいポイント

宝くじの当選番号を教えるという場合は、事前にインターネット上で公開されている当選番号を伝えているにすぎません。
そのことを知らない被害者が、新聞ではじめて当選番号を知り、詐欺犯人のことを信じてしまいます。
抽選前に宝くじの当選番号を知ることができる人は誰もいない、ということを覚えておきましょう。
ギャンブルの必勝法などないということも理解しておくべきです。

ギャンブル詐欺の被害を防ぐには

詐欺犯人は「簡単に儲けられる」とか「必勝法がある」と言うかもしれませんが、そのようなうまい話には乗らないことです。
冷静に考えて、ギャンブルで必勝を保証することは誰にもできません。

話だけ聞いてみようというのも危険で、詐欺犯人は言葉巧みに話をしてきます。
また、話を聞いてしまうと断れなくなってしまうということもあります。
シニア世代の場合は、「オンライン」や「ネットシステム」という言葉を信じてしまいやすいので、親や高齢の知り合いにはギャンブル関係の電話やメールには応じないようにと話しておきましょう。

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