事例からわかる悪徳業者の手口とは

悪徳水道業者は、最初に安い金額を提示し、後から高額な請求をしてきます。
基本料金は格安で高額の作業料金を請求する、特別な機材の使用が必要だという理由で相場よりも高い料金を請求するなどです。

国民生活センターにも、水回りの修理に関するインターネットの広告を見て依頼し、トラブルに遭ってしまったという相談が寄せられています。
たとえば、「水回り修理950円~」というインターネットの広告を見て修理を依頼したところ数十万円の請求になった、水漏れ修理を3万円以内でできるということで依頼したところ15万円を請求された、しかも水漏れも修理できていなかったという事例があります。
また、トイレがつまったので「料金390円から」という広告を見て業者に依頼したところ、高圧ポンプでの作業をしても改善されないので排水管を確認するため3万円かかると言われた例もあります。
確認後、通貫作業に20万円前後、薬剤と特殊な機械を使用した清掃に15万円かかると言われ、最終的には現金で50万円支払ったという事例もあります。

悪質水道業者は、飛び込み営業という方法もとります。
「近所で修理をしているので今なら安い料金で修理します」とか、「水道局の依頼です」とうそを言う場合もあります。

悪徳業者とわかるポイントと注意すること

悪徳業者はインターネットの広告などで極端に安い料金を提示しています。
数百円からという料金は相場からして考えられないので、依頼しないのが賢明です。

また、業者のホームページに名称や所在地などが記載されていない場合は、信頼できる業者とは言えません。
全国に営業所があると書いてあっても、実際に住所が記載されていなければ信頼できません。
修理を依頼してその後不備が起きた場合でも、連絡が取れなくなって泣き寝入りすることになるので、所在を明記していない業者には依頼しないようにしましょう。
水道修理の広告を見て電話をかけても、会社名を名乗らなかったり、会社名を確認してもあいまいな答え方しかしない業者も信頼できません。

ホームページを見て依頼した場合、ホームページにある名前と異なる会社の作業員が来ることがあります。
修理後、トラブルが発生してホームページで確認しようとしても、サイトが削除されていて連絡が取れなくなることがあります。
ですから、もし依頼した会社と違う名前の業者が来たなら、どの会社に依頼されてきたのか確認するようにしましょう。
あまり知らない名前の会社には、最初から依頼しないのが賢明です。

見積書を作成しない業者、あるいは見積もりに料金がかかるという業者には要注意です。
口頭での料金説明を信用せず、見積書を作成してもらいましょう。
見積もりにも料金がかかるというなら、急いでいたとしても依頼せずに他の業者に頼むのが安全です。

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