様々な災害のたびに起こる被災地詐欺

日本では地震や台風、豪雨など様々な自然災害が起こります。
災害のたびに復興のためにたくさんの人がボランティアとして活動していたり、募金活動をしたりしていますが、中には被災者や被災地を応援しようという善意を利用した詐欺が横行しているのです。

災害が起こるたびに、被災地詐欺は起こっています。
被災したときや、災害で心傷めているときには思わずいつもは引っかからないような詐欺に引っかかることがあるものです。
自分が被害に遭わないためにも詐欺の手口を理解しておきましょう。

被災地現地で多い詐欺の例

被災地詐欺では、被災地の人たちをだますパターンと、被災地に支援をしたいと考えている人たちをだますパターンがあります。
どの災害でも似たようなパターンの詐欺が起きているので、実例を確認し、注意をしておきましょう。

被災地で起きている詐欺の中で多いのが工事での詐欺です。
地震で傾いている家や、台風で屋根がはがれている家に対し、手抜き工事をされたり、緊急対応など様々な理由で金額の上乗せをして法外な金額を請求したりするということが起きています。
他にも中には「状況だけ見ますよ」とか「無償で対応しますよ」と言い、結局最終的に費用を請求するという業者もいるので、声をかけられても警戒が必要です。

もちろん、被災地で困っている人を少しでも助けたいという気持ちから遠方から来て無償で修理をしてくれる工務店の人たちもいるのですべての人が詐欺とは言い切れません。
しかし中にはこのような被災地で困っている人たちを騙すような人たちもいるので、気を付けながら対応するようにしましょう。

被災地支援での詐欺も多い

被災地への募金や支援物資を運ぶという名目でNPO法人を名乗って金品をだまし取るという詐欺も増えています。
慈善活動と聞くと協力したい気持ちもありますが、残念ながら善意を悪用する人たちがいるので気を付けましょう。

募金や支援物資を贈る際には、必ずだれもが知っているような団体を通して贈るようにするのが望ましいです。
大きな団体を通すことにおり、必要な人に必要な支援が届きます。

もしも詐欺に遭ったら

被災地に限ったことではないですが、特殊詐欺がどんどんと増えています。
特に災害時には普段と違った生活環境や心理状況であるために騙されやすいです。
高齢の人だけでなく若い人も詐欺に遭うことがあるので気を付けて過ごすようにしましょう。

もしも詐欺に遭ったら、すぐに市役所や区役所といった自治体に相談をするようにします。
自治体の中には被災地を狙った詐欺が増えることを想定して詐欺トラブル専門ダイヤルを設けていることもあるので、まずは確認をするようにしましょう。

警察へ届け出ても良いのですが、まだ詐欺であると判断できないケースもあります。
そこで、最初に役所に相談をして被害届を出すべきかどうかアドバイスをもらった方がスムーズに手続きをとりやすいです。

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