新型コロナウイルスの影響は闇金トラブルにも

新型コロナウイルスの影響によって、給与が減額されたり、失業したりしたという人も少なくありません。
今までよりも給与が減ったうえに、自粛で家に家族がいたり、自宅勤務で在宅時間が伸びたりして生活費がかかるようになっているという人もいます。

生活に困っている人、個人で事業をしている人は資金に困っているという人も多いです。
そのような困っている人たちの生活を支援するために、2020年5月から政府によって特別定額給付金が支給されました。
この給付金を担保としてトラブルが起きていることをご存じでしょうか。
ここでは給付金詐欺のトラブルと予防策を紹介します。

コロナ定額給付金トラブルが目立つソフト闇金業者

コロナによる定額給付金詐欺は多くが闇金業者やインターネットを中心に活動しているソフト闇金業者といわれる業者です。
特にソフト闇金業者はあまり知られていないため、被害を受けている人が増えています。

名前に「ソフト」とついていることで闇金業者よりも怖くないと思われがちですが、ほとんど闇金業者と変わりません。
金利もかなり高いですし、滞納した際には厳しい取り立てもされます。

給付金での返済でも給付金以上の額を請求される

どのタイプの給付金トラブルも、給付金を担保としており、給付金で返済するというものです。
給付金が入金されるまでの生活が辛かったり、返済日があったりする人が「給付金が振り込まれたら返済します」という約束のもとにお金を借ります。
闇金業者としては給付金は確実に振り込まれるので、確実に返す当てがあるため、積極的にお金を貸してくれるのです。

ただし、給付金での借り入れだからといって10万円を借りたとして10万円をへんさいするわけではありません。
金利が付くので10万円以上の支払いが発生しますし、一時的に返済ができたとしてもその後の生活があるので、借りる際には注意が必要です。

中には詐欺被害も

給付金を担保にした闇金業者からの借り入れ以外にも、定額給付金を狙った詐欺が増えています。
資産運用をしたり、早めに給付金が受け取れたり、と騙される内容は様々です。

基本的に給付金は自治体からしか支給されないですし、給付金を利用しての資産運用についても確実性があるとはいえません。
話を聞いていてすごく良いと思ってもすぐに手を出さず、一度踏みとどまって家族に相談したり、インターネットで調べたりして落ち着くようにしましょう。

どうしても、話を聞いている直後は興奮しがちですし、とても条件の良い話に思えるものです。
中には「今しか申し込めない」といった限定的な話をすることであおる業者もあります。
怪しいと感じなかったとしても、給付金を活用する話については、一度詐欺やトラブルの元ではないかと怪しむようにしましょう。

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