オレオレ詐欺からオイマゴ詐欺へ
オレオレ詐欺は多くの人が知っている有名な詐欺です。
息子や娘を演じた人が連絡をしてくる特殊詐欺の一つで多くの人が被害に遭っています。
かなり長い期間詐欺の手口として使われてきたためかなり多くの人がオレオレ詐欺には警戒を強めており詐欺に騙されない人も多い状況です。
そこで新たにオイマゴ詐欺というものが登場し被害が増えています。
オイマゴ詐欺もオレオレ詐欺と基本的な手法は同じです。
息子を名乗って詐欺をするオレオレ詐欺と同じように甥や孫のふりをして連絡をしてきてお金を要求します。
多くの人は息子や娘とは頻繁に連絡をして状況は把握していても甥や孫の状況までは把握していないものです。
そのため連絡が来たら電話口の相手のペースに巻き込まれてしまい騙されてしまうことがあります。
孫のことは助けたいと思ってしまうもの
孫がいる人にとっては実の娘や息子以上に孫をかわいいと思ってしまう傾向があります。
そして孫であれば相談できる相手がいなくて自分に連絡をしてくる可能性があると思ってしまうものです。
孫が親や他の人に内緒にしてほしいといわれると内緒でお金を出してあげようという気持ちも出てきてしまいます。
このような孫を思いやる祖父母の気持ちを踏みにじって詐欺は行われるのです。
オイマゴ詐欺で多いプリペイドカード詐欺
オレオレ詐欺が登場したことで多額のお金を他の口座に振り込むことは銀行や警察の監視があり難しくなっています。
最近ではATMでも振り込み限度額が定められていますし窓口でも高齢者の振り込みについては誰に向けての送金か確認されることが多いです。
こういったことから従来の現金を振り込む詐欺は難しくなってきています。
そこで登場しているのがプリペイドカード詐欺です。
これは口座振り込みではなくプリペイドカードを送ってもらい現金化して利益を得る詐欺手口で高齢者が被害に遭いやすくなっています。
ATMや銀行に足を運ぶと防犯カメラに映像が残ってしまうため犯人を割り出しやすいです。
しかしプリペイドカードを送る場合には接点が電話やメールしかなく犯人の顔を割り出す方法がありません。
さらにプリペイドカードはすぐに現金化すると犯人の証拠も隠滅させやすいです。
このようなことからプリペイドカード詐欺は犯人も捕まりにくい傾向があります。
そのためプリペイドカード詐欺でオイマゴ詐欺をされてしまうと犯人が見つかりにくく詐欺に遭ったお金も戻ってこないことも多いです。
最近ではそれ以外にも甥や孫から品物を送るから連絡先を教えてほしいという連絡が入る詐欺も出てきています。
これは荷物を受け取ることでお金を請求されるというタイプの詐欺です。
様々な形で詐欺を行われるので甥や孫からの連絡に対しても受け答えの対策をする必要があります。
