中古車を購入する時にも注意

中古車業者の中にも悪質な業者が紛れ込んでいるため、利用する際には十分気をつけましょう。
まともな業者であれば、こちらの希望をきちんと把握して、その希望に合った車を提供してくれます。
一方、悪質業者の場合は、こちらの希望を無視して、まったく価値のない車を良い車であるかのように偽装して売ろうとしてくるのです。

悪質業者のよく使う手口の一つとして、車のメーターを改ざんすることがあります。
メーターには走行距離が示されているのですが、これは車の状態を確認するために役立ちます。
走行距離によって、車がどれだけ劣化しているのかだいたい検討をつけることができるのです。

当然、走行距離が長い車の方が劣化度合いが強いとされるため、メーターを改ざんして距離を短くします。
さも新車と変わらないような走行距離であるかのように装って、実はかなりの距離を走っているというケースがあるのです。
意図的でないメーターの故障もあるのですが、この場合は走行距離不明車として販売されるのが普通です。

悪い車を提供するのが悪質業者というよりも、悪い車の欠点を隠そうとするのが悪質業者であるといえます。
この他にも、いろいろな手口を用いながら消費者を騙そうとしています。

悪質業者の手口

たとえば、中古車というのは色によって人気に差が出てしまうため、人気のある色に変えてしまうことがあります。
塗り替え車として販売されるなら問題ありませんが、悪質業者は塗り替え車をもともとその色であったかのようにして販売します。
カラー番号を確認すれば、もともとのその車の色が分かるため、怪しいと感じたら確認するべきでしょう。

車に重大な欠陥があるのに、そのことを知らせずに販売しようとするケースもあります。
また、実際の相場とはかけ離れた価格を設定しているケースも多く見られます。
過去に事故にあったことがあり、フレームにまで異常が出ているのにそのことを隠して売っているケースもあるのです。

車の隅々まで自分の目で確認しながら、問題のないことを確認するべきでしょう。
これは悪質業者だけではなくて、普通の業者から車を購入する際にも気をつけるべき点です。
整備履歴が残っていなかったり、エンジン音に違和感のあるケースもあります。

左右でドアの隙間が異なっていることもあり、これは過去に修復した可能性があります。
悪質業者の手口の中でも最も多いのはメーターの改ざんであり、その際には座席をチェックしましょう。
運転席が助手席よりもへたっていたら、走行距離がかなり多いことを示しており、それなのにメーターの走行距離が少ないなら怪しいと考えましょう。

どのような手口があるのかを知っておけば、悪質業者の被害を避けることができます。

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